チャーム・ケア・コーポレーションの給料・年収
チャーム・ケア・コーポレーションは、大阪市北区に本社をおく、介護付有料老人ホーム運営と住宅型有料老人ホーム運営を事業とする、2005年に設立された会社です。
主に近畿圏、首都圏で、「チャーム○○」という名称の有料老人ホームの開設を進めており、2016年現在その数は31か所を数えます。
どういった施設なのか具体的にご紹介しましょう。
“チャーム”はどういった施設か
介護保険が利用できる施設で、要介護状態の方が利用できる集合住宅と考えることができ、ケアマネジャーや生活相談員、介護・看護スタッフなどが配置されています。
ホーム内は、高齢者の利用に配慮されたバリアフリー設計になっていて、居室は基本的には個室ですが、ホームによっては夫婦部屋もあるので、夫婦で入居することも可能です。
入居対象は、要支援1~要介護5までの認定を受けた方ですが、ホームによって入居対象が異なるので、希望のホームを探す時は入居対象の条件をよく確認するとよいでしょう。
原則として年齢による入居制限はないので、利用者本人の状況との兼ね合いで検討することができます。
また常時医療機関で治療の必要のある方などの入居には、相談が必要です。
さらに、1泊2日から最長7泊8日までできる体験入居もあるとのことで、入居を検討している方には実際のホームでの生活に近い体験をできるが、魅力のひとつです。
そのまま契約もできますが、体験後に断ることもできるとのことなので、安心して体験できますね。
また、身寄りがない方も入居はできるとのことですが、原則として身元引受人が必要だそうです。
身寄りがある方でも身元引受人を立てることが困難な方については、相談に応じてもらえるので、どなたでも利用できるところが安心です。
ホームの居室や居室内設備は、エアコンや緊急コールボタンなど施設として備えるべきものは備えらえており、家具は持ち込みできるので好みの調度品をそろえられます。
ベッドや車いす、歩行器などのレンタルもあるので、利用したい場合は相談するとよいでしょう。
費用は別途かかりますが、入居後であっても部屋が空いていれば変えることができる自由があります。
居室でペットを飼うことは原則としてできませんが、観賞用魚類については飼うことができるので、生き物が好きな方にとっても利用しやすいでしょう。
気になる費用は?
チャームのホームについてはかかる費用の概算が、各ホームのウェブサイトに比較的詳しく掲載されている点が特徴です。
ホームによって、入居一時金の有無、入居時諸費用の有無、月額利用料の内訳などが掲載されているので、具体的に費用を検討する際にはとても役に立ちます。
入居一時金は0円のところから、家賃相当額を一部前払いするために数百万かかるプランなど、チャームの提供する各ホームやプランによりさまざまです。
この入居一時金は、5年以内の退去であれば入居月数に応じて返還があるとのことですので、短期間の入居であっても安心といえます。
その月額利用料の内訳は、家賃相当額、スタッフ人件費や事務費、水光熱費などの管理費、そして食費に分けられます。
それぞれの金額は、料金プランや居室の種類、ホームによって異なりますが、概ね約16万円から約35万円と言えるでしょう。
これらの他に毎月かかる費用は、通院介助代や外出時付き添い代、洗濯代、ホーム指定日以外の買い物代行代、理容美容代、おむつ代、医療費等の負担に加え、介護保険1割自己負担分が必要です。
介護保険1割自己負担分についても各ホームのウェブサイトに具体的に示されているので、検討の際に参考にするとよいでしょう。
日常の健康管理と医療対応は?
ホームに勤務する看護スタッフが、日々の健康管理を行い、担当医師と協力し、入居者の疾患等とケアをしてくれます。
また年に2回の定期健康診断、協力医療機関による付きに2回程度の定期的な訪問による診療体制が整っているので、安心して生活できる環境と言えるでしょう。
さらにベッドやトイレ内、浴室等に設置されている緊急コールボタンは、事務室スタッフとスタッフの医療用携帯電話に繋がるので、緊急時にも速やかに対応してくれます。
入院などで長期部屋を開けたあともホームに戻ることができますし、長期間不在の場合は家賃と管理費は発生しますが、食費と介護保険自己負担分は必要なく、部屋を確保しておくことができます。
チャーム・ケア・コーポレーションは、実際に利用する際の細かな点が比較的クリアに示されているので、利用を検討しやすいホームサービスを提供していると言えるでしょう。